ポイジリ、見つかっちゃった事件! [中学編]




僕たちの寮は、前にも言った通り、とても厳しい寮なのでした。
マンガ本の持ち込みを、一切許さず、見つかれば即没収なのです。なんと非道な(笑)
で、そのマンガはというと、寮の事務所の奥に保管され、やがてはかわいそうに焼却炉いきになります。

ある時、僕は友達から借りたコミックスを寮監に見つかり、没収されちゃったのです。

ちなみに、寮監(寮を監督する先生)は、ほとんど日本体育大学を卒業したばかりのごっつい奴らです。
数年して、学校の体育教師として採用された人もいます。
ただ、ほとんどは、途中でやめたり、やめさせられたりなのですが。
その話はまた別の機会に。

さて、自分の本なら我慢したのですが、友達のだったので、意を決しました。
夜に、事務所に侵入して取り返してやろうと。オ~~~!!!
で、勇士をつどい、いざ決行です。小柄な奴が、事務所の受付の窓から侵入し鍵をあけます。
で、無事、コミックス奪還に成功しました(笑)
やったね!

そしてこの武勇伝を、皆が聞き、我も我もと、奪還に向かうようになりました。
そして、その中にポイジリの姿も(笑)

彼は、ある晩、マンガ本の奪還に友達と二人で向かいました。
慎重に、奥の部屋のドアを開けた瞬間、
なんと、「ガラン、ガラン、ガラン」と大きな音が。

一人はダッシュで逃げたのですが、ポイジリは何を思ったのか?
その場に、うつぶせに寝転びます。
死んだフリ???

すると、奥の部屋から、鬼の寮監が・・・・・・・・・。
そうです、あまりにも頻繁にマンガの救出作戦をやっていたので、
寮監に気づかれて、トラップをしかけられていたのです。

寮監は焼酎を飲みながら待ち伏せしてたのです。
で、眠くなり(飲み過ぎて)、ドアのとこに、焼酎の一升瓶を置いて寝てたのです。

普通なら、こういう状況で見つかったら、ビンタです。
でも、寮監は、ポイジリの死んだフリ?に笑ってしまい・・・・・・・・。
「もうするなよ」という簡単な注意で済んだそうです。


この話が、なぜここまで詳しく知られているのかと言うと、相棒のもう一人が、
心配で、ちょっと離れた所から、見ていたからなんです。笑いころげながら(笑)

いや~~さすがは、ポイジリ。
死んだフリ?で、逃げ切るとは(笑)


タグ:ポイジリ
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